「それでは、東大系の一部が東大に入学するということなのですね」と町会長。

「東大に入学するのは、東大系と超天才系です。」

「超天才系というと菅首相と同じタイプの人ということですか」と町会長。

「おっしゃる通りです。超天才系というのは、統合失調症になるくらい脳や体が経絡的に機能低下しているのですが、生物学的な進化により、生活に何の問題も生じないという特徴があります。」

「なるほど」と町会長。

「そのため、天才系が経絡的に限界的な機能低下をしても、鬱で日常生活ができなくなるということがないように、超天才系は経絡的に限界的な機能低下をしても、鬱や統合失調症で生活に支障が出ることはありません。」

「もしかして、普通の天才系が経絡的に限界的な機能低下をすると統合失調症になり、生活に問題が生じるということですか」と町会長。

「おっしゃる通りです。超天才系も経絡的に限界的な機能低下をした場合、妄想が頭に浮かんでくるようになるのですが、超天才系は現実と妄想の区別ができるので生活に問題が生じることがないという特徴があります。」

「それでは、天才系が経絡的に限界的な機能低下をした場合、妄想と現実の区別がつかなくなるということですか」と町会長。

「おっしゃる通りです。そのため、人によっては、警察に逮捕されるようなことをしてしまうことがあります。」

「妄想と現実の区別がつかなくなるというのは恐ろしいですね」と町会長。

「おっしゃる通りです。超天才系は、生物学的な進化により頭の回転が極めて速いので、鬱の症状はありませんが、鬱的傾向は普通の天才系より強いという特徴もあります。」

「『鬱的傾向』と言いますと?」と町会長。

「先ほど話したように、鬱的症状は、心機能が低下した時に心臓を守るために起こる反応なので、風邪を引いて心機能が低下したときでも軽い鬱的症状が出ることがあります。」

「心臓を守るための反応なので、鬱的症状が出ても、病気とは言えないということでしたね」と町会長。

「おっしゃる通りです。天才系や超天才系、棒術系は、祖先が熱中症に伴う肝機能低下を起こしたと推定していますが、そのため、脳や内臓が委縮して歪んでいます。」

「心臓も委縮して歪んでいるのですね」と町会長。

「おっしゃる通りです。普通なら、強い鬱の症状が出ているはずなのですが、脳が進化したため精神的な症状が生じないので、日常生活には影響がないのです。」

「なるほど」と町会長。

「しかし、鬱病患者と同じように、何か気になると頭から離れないという傾向はあるので、超天才系は、心にかかることがあると、高度に進化した脳を使って徹底的に問題を追究しようという傾向があるのです。」

「菅首相は、『法政大学法学部政治学科に進学したため、政治に強い関心を持つようになってしまったのではないか』というお話でしたね」と町会長。

「おっしゃる通りです。」

「それでは、どういうタイプの超天才系が東大に入学するのですか」と町会長。

2021/9/29

<猫後記13>
スピーカーを取り付けるアイデアを考えついたので、『それじゃあ、いくつ超音波発器を作らなければならないんだ』と考え始めた。そして、超音波害獣撃退器はおかしいことに気がついた。『猫を追い払うための超音波の周波数は人間の可聴域に近いはずだ。絶対おかしい』と思った。<続く>

2024/9/13